名案

  
 
 
 
「ひらめいた!
 
 克哉さまとのデートからB的な良さを探してみれば・・・。」
 
「千恵さんが?」
 
「あたしが行ってどうします?
 
 【麗香さま】が、に決まってるでしょ?」
 
 
 
「ちょい待ちよ!二人でデート?むりむりむりっ」
 
ゆかりが首を、ぶんぶん振った。
 
「上手くやる、自信も何も・・・ない、ないっ。」
 
否定はするが、内心・・・ラッキー♪
 
ちらちらと、克哉の顔が目に浮かび、
  
─── デートだけなら、損はない、よね。
 
 
 
「克哉さま、OKですか?・・・じゃあ、後で。」 
 
おい!ケータイで今、何してた!?
 
 
 
 

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